オークショントラブル対策

欲しい物が安く手に入ったり、普通ではお目にかかれないレア物が手に入ることから人気のネットオークションですが、その手軽さを逆手に取った詐欺等のトラブルが増加しています。このページでは詐欺などに合わないための知識を解説します。

オークション初心者の方はもちろん、ある程度オークションに慣れた方も見ておくとトラブル防止に役立つと思います。オークションに慣れすぎて不用心になり詐欺にあう人は多いのです。

オークション詐欺の内容

落札者側のトラブルとして代表的なものは、

出品者側のトラブルとして代表的なものは、

などが上げられます。

落札前にチェック

欲しい商品を落札する前に、以下のことを注意しましょう。

出品者の評価を見る

これは基本ですよね。相手の評価を見て信頼出来る相手かどうか判断します。当然「良い」がたくさんある人のほうが信頼がおけます。

しかし最近では他人のIDを不正に使用して出品をする「成りすまし」が増加しています。これを見極めるにも相手の評価を見て、相手の出品している品がある時期を境にガラリと変化していないか見てみましょう。

そしてあなたのIDを不正に使われる可能性にも注意を払いましょう。予防にはパスワードをわかりにくくするのが一番です。それについてはこちらを参照ください。

パスワード対策

また仲間同士で少額の商品を落札しあって評価を上げ人を信頼させておき、大口の取引で詐欺を働くケースがあります。

これを見極めるには落札してから評価が出るまでにどれくらいの日数がかかっているかを見ると良いでしょう。無頓着な詐欺師なら落札した次の日に早々と評価がついてたりします。

普通落札後は、出品者と落札者との間でやりとりがあるので商品の発送・受け取りに2〜3日かかるので、落札の次の日に評価がつくのは怪しいというわけです。

他にもまだ評価の付いていない「新規」の人が高価な商品を大量に出品している場合にも気をつけましょう。オークション初心者であるはずの人が、いきなりそんな出品をするのは考えにくいからです。

即決品に注意

希望落札金額と開始価格が同じなのを「即決」といいます。つまり競り無しに一気にその商品を落札出来るというシステムです。

便利なシステムなので使っている人は多いですが、詐欺師もまた相手の入金を急がせるために使うケースが多いです。

始めて出品をする「新規」の人が「即決」を使っている場合は特に気をつけましょう。

商品画像がない、もしくはメーカーの見本写真の場合は注意

商品が手元にないのに出品をする詐欺師のオークション品には商品写真がないことが多いですが、その商品のメーカーのホームページに載っている見本写真を使う場合もあります。またメーカーから詳細なスペックを調べてそれを丸写ししている場合もあります。

綺麗な見本写真や詳細なスペックのデータが掲載してあっても信頼出来るとはかぎらないのです。

商品の疑問点をしっかりと聞く

いざ落札したらキズがついていたり故障品だった、ということを防止するためにも商品の状態について疑問点があればQ&Aシステムを使って聞きましょう。

しっかりした出品者の方なら嫌がらずにきちんと答えてくれます。

良くノークレーム・ノーリターンという言葉を聞きます。何かあってもクレームは受け付けないし、返品も受け付けないという意味ですが、これはあくまで説明通りの品だった場合です。

出品時やQ&Aで説明されていない不具合やキズがあった時にはこの特約は無効になります。だから疑問点を聞いておくということは後々のトラブルを回避するために大切です。

入金前にチェック

商品を落札していざ入金、するまえに以下のことをチェックしましょう。

相手の個人情報をしっかり聞く

出品者の名前・住所・電話番号・口座番号・メールアドレスをしっかりと聞きましょう。電話番号は携帯電話ではなく、固定電話の番号です。メールアドレスはフリーアドレスではなく、プロバイダ支給のメールアドレスを聞きましょう。

これは相手の身元がしっかりしていることを確かめる上で大切なことです。もし何かトラブルがあり、警察に証拠品の提出などを求められた時に、フリーメールや携帯電話の番号では相手を特定するのは非常に困難になります。

もし相手がこれらの情報を出し渋るようなら疑ったほうが懸命です。

トラブル口座リストをチェック

ヤフーでは多数のトラブルが発生している口座のリストを公開しています。あなたが落札した相手の口座がこのリストに載っていないか入金前にチェックしましょう。

トラブル多発の口座リスト